春〜Spring〜
皆さんこんにちは、COCO KYOTOシェフの横田です。
桜も満開になり気持ちいい季節になりましたね。
バレンタイン、ホワイトデーと沢山のお客様にご来店頂き、製造も追いつかない状況が続いて申し訳ありませんでした。
ようやくプチガトーも再開する事ができ、今週からカフェも再開する事になりました。
沢山のお客様から生ケーキはいつから?カフェはいつから?とご質問がありましたが、大変お待たせしました。
今回は春の新作スイーツを紹介したいと思います。
まずはプチガトー4品です。
ルージュ
フランス語で赤という意味のルージュは見た目通り赤いベリーのグラサージュで覆われたケーキになります。
マダガスカル産カカオにラズベリーとブルーベリーを合わせハイビスカスアロマの余韻が最後まで楽しませてくれる味わいになっています。
このガトーは去年も出していたのですが、自分でも好きな一品なんです。
マダガスカル産ショコラのムースにベリーとハイビスカスを合わせ、センターにはベリーのジュレ。
底のチョコレート生地の上にはハイビスカスのガナッシュを敷き込んであります。
マダガスカルの酸味とベリーの酸味が非常によく合い、さっぱりとした味わいになっています。
苺ミルフィーユ
苺のシーズンに登場するチョコレートのミルフィーユ。
普通一般的にミルフィーユといえばパイ生地とカスタードですが、自分が考えたミルフィーユはCOCO KYOTOらしい仕上がりにしています。
土台にはチョコレートをふんだんに使用したモワルーショコラの生地。
モワルーとはフランス語で柔らかいと言う意味でしっとりした食感でチョコレートのみで作っているのでカカオの存在感もしっかり出ています。
この生地は自分のお気に入りで最近考えるショコラ生地には結構モワルーショコラを使用します。勿論配合も変えつつです。
その上にはフレッシュ果実の様な酸味が特徴のタンザニア産ショコラを使用したガナッシュモンテを絞りサブレショコラでサンドし苺のコンフィチュールを塗っています。
苺タルト
チョコレートのタルトの中には苺と相性の良いピスタチオのアーモンドクリームを絞り焼き上げています。
ピスタチオはイタリアシシリー産ピスタチオを使用しバターやアーモンドパウダー、パティシエールなどを加えた風味豊かなタルトになっています。
その土台の上に苺をデコレーションした華やかなタルトです。
フルーツのタルトは王道でいろいろなパティスリーでもある商品ですが、そのお店によって個性が出ていると思います。タルトの食感、ダマンドの風味、飾り付けなど。そんな視点から食べ比べて比較するのも面白いかと思います。
プランタン
フランス語で春と言う意味で、まさにこの季節限定の商品です。
春といえば桜ですよね!その桜をメインに構成したガトーになります。
ベースはホワイトチョコと桜を合わせ、センターにはグリオットチェリーのジュレが隠れています。そして羅漢果で炊き上げた自家製小豆と桜のクランチを忍ばせ、土台はよもぎの生地になっています。
和の構成にグリオットチェリーの酸味がたまらない見た目も春らしい一品になっています。
そして今週からカフェが再開すると同時に開始する苺パフェです🍓
本店と西院店は少し構成が違いますが、味とバランスはどちらも同じくらい良い仕上がりにしています。
底から程よい酸味のベリーソースにシャンティブラン、ベリーのグラノーラクランチが食感のアクセントになっていて、苺とブルーベリーにほんのり香る桜ジュレ。
ピスタチオアイスと苺アイス、ベリークリームにメープルシュガーで作ったメレンゲを添えて。
出来れば本店と西院店とを食べ比べてみてください!