Let’s study ②
こんにちは。
工房の菅です。
前回に続きまして、今回もカカオの勉強していきましょう。
今回は「品種」と「産地」についてです。それではLet’s study!
カカオには様々な品種がありますが、現在は主に「クリオロ」「フォラステロ」「トリニタリオ」の3系統に分類されています。
「クリオロ」は主に中南米、「フォラステロ」は主にアフリカや南米、「トリニタリオ」は主に中米が生産地となります。
「クリオロ」は種子が他の品種とは異なり白っぽいです。これはポリフェノールの含有量が少ないためです。フレーバーが豊かで、最上質のカカオと言われています。しかし、病害虫に弱く栽培しにくいため、世界で生産量の少ない希少種です。 (生産量が極めて少ない幻のカカオ「ホワイトカカオ」もこの一種です。)※ちなみにcocoで扱っているペルー産カカオはホワイトカカオです。
「フォラステロ」は病害虫に強いため栽培しやすく、世界のカカオ生産量の大半を占める品種になります。生産量が多く味が強いためブレンドにおける「ベースビーンズ」として使われます。
「トリニタリオ」はクリオロとフォラステロを交配した品種で、この2種のいいとこ取りをした性質です。栽培は比較的容易で豊かなフレーバーを持っています。トリニダード・トバゴで生まれたことからトリニタリオという名前がつきました。
次は産地についてです。
前回の復習になりますが、カカオを栽培できるのは高温多湿な熱帯・亜熱帯気候、赤道を挟んで北緯南緯20度の「カカオベルト」と呼ばれている地域です。
世界のカカオ生産量トップ3は、1位コートジボワール、2位ガーナ、3位インドネシアです。
一方で日本へのカカオ豆輸入量で見ると、ガーナが圧倒的に多く、次いでエクアドル、ベネズエラが続きます。
ガーナは酸味、苦味、渋味のバランスがよく誰もが好きなスタンダードとなるカカオ豆の産地です。
僕もガーナチョコレート大好きです!
今ココキョウトで扱っているカカオ豆の産地は、ガーナ、マダガスカル、ペルー、ボリビア、ベトナム、インドネシア、インド、ベリーズ、タンザニア、エクアドルです!これだけの種類を扱っているのは、産地によって味わいが全然違うからなんです。
カカオ豆の主な品種は3種類だけなのに、産地によってそれぞれ違う味わいになるのは面白いですね!
産地別のチョコレートを食べるとき、どんな特徴があるのかガイドを見ながら感じて楽しむのもいいかと思います。
ぜひ色々な産地のチョコレートを食べ比べてみて下さい。
ココキョウトでは気軽に産地別を食べ比べられるように、5つの産地がセットになった商品もありますので楽しみながらお気に入りを見つけてみてください!
では、また!