最近の工房の様子

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こんにちは! パティシエの稲田です。

気付けば今年も残すところ約1ヶ月となりましたね。12月のイベントといえば、、、そうですよね!クリスマスです!!

イルミネーションが増え、クリスマスソングが流れ、日に日にクリスマスカラーになっていく街並みが、僕は結構好きです。もちろんパティシエなのでクリスマス当日は仕事をしてますが、、、(笑)

ついつい陽気になりがちな12月ですが、パティシエにとってウカウカしてられないのも12月です。COCOKYOTOのようなチョコレート専門店だとバレンタインが1番忙しい月ですが、一般的なケーキ屋さん、パティスリーではこの12月が1年で最も忙しい月となります。

そんな12月に向けて、最近の工房ではどんな仕事をしているのか、を今回はお伝えできたらなと思っています。

まずはBeantoBar専門店なので、当たり前ですがチョコレートを毎日作っています。

では「1日に」どれぐらいチョコレートを作っていると思いますか。

1㎏?2㎏?

正解は16㎏です!!

さらにこれとは別に20㎏のチョコレートが出来上がる日が週に2回ほどあるので、、、、、計算するのも躊躇してしまうぐらいの量ですよね。

ちなみに16㎏は1種類ではなく、6種類ほどコンチング(チョコレートの原料を滑らかにする作業)をしています。

このような機械にカカオニブや糖類をいれていき、約24時間かけて滑らかなチョコレートにしていきます。

出来上がったチョコレートは全てテンパリング(温度調整)を行い、口どけの良いチョコレートに仕立てていきます。

一言でテンパリングといっても、チョコレートの産地や種類によって温度を少しづつ変えて仕上げているので、ここでショコラティエとしてのプロの技術が求められてきます。

ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ガーナ、ベトナム、エクアドル‥‥色々な種類を、その日の湿度や気温を意識して、過度なストレスを与えないよう気を付けながら素早く行う、こうすることで滑らかで口どけの良いチョコレートへと仕上がっていきます。

あとはこのテンパリング出来たチョコレートを型に流して固めたり、ケーキの材料として使っていきます。

ちょうど今日、このアールグレイのボンボンショコラを作ったので写真に撮ってみました。

厚すぎず薄すぎない量のミルクチョコレートで覆われた中に、アールグレイのガナッシュとベルガモットのジュレが入っています。

こんな感じで1日のほとんどの時間、チョコレートに触れています。

日ごとに表情の違うチョコレートに触れる瞬間が難しくもあり、何よりも楽しい瞬間でもあります。

まだ一度も食べたことが無いという方は、厳選された産地のタブレットが店内に並んでいますので、是非一度手にとって頂きたいなと思います。

ちなみにCOCOKYOTOの店内はクリスマスカラーとなっておりますので、少し早いですがクリスマスの雰囲気を感じたい方も是非お待ちしております。

最後に男前のシェフの横顔を写真に収めたのでこちらにのせておきます。